Precinct
境内

寺宝

諸処に龍にまつわるものがございます。

本堂向拝天井 昇り龍 鏝絵

1955年に黄綬褒章を受章された故・杉山三郎氏(元本左官業組合連合会会長)の手による秀作。杉山三郎氏は生前に当寺檀家総代を務められました。

雲龍図衝立

衝立の下部には「明治辛卯六月上院 桃湖十三歳筆」と記されており、明治時代に活躍した絵師 根本桃湖の作品と伝わります。
雲龍図衝立は、表面に一匹の龍を大胆に配しながら、裏面では同じ龍を上空に飛翔させ、僧侶や虎と共にひとつの世界観を描き出しています。

狩野晴川院養信
源氏物語図屏風

狩野晴川院養信は、江戸城西の丸御殿や本丸御殿障壁画制作の総指揮を執るなど、奥絵師である狩野派の最後の大家と評されます。養信は婚礼調度品として源氏物語屏風を多く制作しており、本作でも着物や調度品など細部に至るまで華やかに描かれ、絢爛豪華な屏風図に仕上げています。

狩野晴川院養信
竹図屏風

清々しい竹の緑青が総金地に映える優雅で爽やかな竹図屏風です。
狩野晴川院養信は、江戸幕府奥絵師 木挽町狩野家九代目として、生涯に渡り研鑽を積みました。現存する作品は、ボストン美術館、大英博物館、東京国立博物館など、国内外の美術館に所蔵されています。

釈迦涅槃図掛軸

お釈迦様が入滅した時の情景を描いた図で、入滅されたことを「涅槃に入る」と言うことから涅槃図と言われています。横たわるお釈迦様の周りには様々な菩薩や神々、人間や諸動物までもが駆けつけお釈迦様の死を悲しんでいます。多くの動物が描かれますが、猫は珍しく希少性が高いと言います。この涅槃図では、右下部に虎柄の猫が座っています。

寒山拾得衝立

寒山と拾得を彫刻した衝立。寒山と拾得は中国の唐代に実在したとされる伝説の詩僧です。詩作に耽る一方で、世俗を超越した奇行ぶりは人々に特別視され、いつしか寒山は文殊菩薩、拾得は普賢菩薩の化身とする説が生まれました。二人はとても仲が良く、いつも一緒に遊びまわります。この衝立も、寒山と拾得の楽しいやりとりが聞こえてきそうな、いきいきとした息遣いが感じれる作品です。